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さぁ、続いては先週のプロ野球ドラフト会議で指名された県勢二人、東海大学の伊志嶺翔大選手と糸満高校の宮国椋丞投手。このうち、糸満高校の宮国君にはドラフトの影であのライバルとの隠れた物語もありました。

先週木曜日、運命のドラフト会議は、ハンカチ王子で一斉を風靡した早稲田大学の斉藤祐樹投手らが注目を集める中、千葉ロッテから(はずれ1位)指名を受けたのは・・・

伊志嶺「これから活躍できるように準備して今日から本当に勝負だなと思って。そういう気持ちでいます」「プロ野球選手と言えば伊志嶺という名前が出てくるような印象の強い選手になりたいです」

沖縄尚学時代、2年生で甲子園も経験した伊志嶺選手、抜群の野球センスは高い評価を受けていて、即戦力として期待が集まっています。そして、県内からはもう一人、今年夏の県大会を沸かせたヒーローにも注目が集まりました。

巨人から2位指名を受け、驚きと喜びの表情を浮かべたのは糸満高校3年、宮国椋丞投手。

宮国椋丞選手「(いつもは)早めに寝るタイプなんですけど、前の日は深夜まで起きてしまって、なかなか寝れなくて、寝ても30分、45分ごとに起きたりして緊張してて全然寝れなくて」「(指名を待つ間も)焦りしか出てこなくて、じっとしていられなかったですね」

高校時代MAX147キロの速球は夏のナンバーワン右腕としても注目され決勝戦では、興南高校の島袋洋奨投手と投げあいを演じました。

宮国椋丞選手「あの夏は忘れられない試合というか自分を成長させてくれた試合だとおもっているので今は財産のように思っています」

今では島袋投手とメル友だという宮国投手。ドラフト前には島袋投手から「プロから指名されて欲しいけど、同じ大学で野球もしてみたい」とメールが届いていました。

宮国椋丞選手「自分も(プロで)頑張るからお前も洋奨もガンバレよ!ってメールを交わした」

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そして、ジャイアンツから指名されると、島袋投手から再びメールがあったというのですが、そのメールを二人の承諾を得て見せてもらいました。

島袋洋奨選手のメール「おめでとう。巨人はやばいぜ、プロの世界で同級生の宮国椋丞が見れるからめっちゃ楽しみ。頑張ってなぁ。」

宮国椋丞選手ライバルへの思い「尊敬するピッチャーの一人でもあるので」「4年後またプロの舞台で一緒に投げ合えることが出来たらなと思っています」

戦ったライバル同士、島袋投手は大学へ、そして宮国投手はプロへの道を歩き出します。

どんなピッチャーに? 宮国椋丞選手「将来はジャイアンツの顔というか、エース格になれるように、またこれから素晴らしい選手と切磋琢磨して成長出きるように頑張っていきたいです」

きょう午後5時には、糸満高校に巨人のスカウトが指名の挨拶に訪れました11月中旬には気になる背番号も発表される予定です。