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すべてが不自由だった戦後の暮らし。住民達はアメリカ軍が投下した爆弾の破片など、使えるものはすべて生活に利用しました。

これは、アメリカ軍が火炎放射に使用したとみられるボンベを鐘として再利用していたことを示す当時の写真です。収容所から旧居留地に戻った住民達は、はじめは茅葺きの屋根にテントを張った住宅に住んでいました。飛行機の残骸や爆弾の破片を溶かしてアイロンや鍋もつくりました。

軍政府からの配給量も十分ではなく、機械用の燃料油で魚のてんぷらをあげることもあったといいます。戦後の復興期は皆、生きることに懸命で、生活の中でも様々な工夫を施していたことがわかります。