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航海技術を学ぶ高校生たちを乗せた海洋実習船が27日、糸満港を出港しました。沖縄水産高校の海洋技術科と専攻科の生徒、あわせて45人が乗りんだのは県の海洋実習船「海邦丸五世」です。

生徒達は27日から24日間かけ、鹿児島、東京、神戸、高知の4つの港を巡る予定で、実習を通して船の操縦や監視といった航海に必要な技能を身につけます。

糸満港で行われた出発式で沖縄水産高校の川満雅夫校長は「実習船は動く教室です。東京の港は入り口が狭く高度な技術が要求されますが、十分に注意して実りの多い実習にしてください」と挨拶しました。

乗船前に高校生たちは「海猿の伊藤英明さんみたいにムキムキな男になって海に詳しい男になりたいです。海上保安庁が目標です!」「何も分からないから不安ですね(笑)」「船の機関長の道のりに一歩近づけたらいいと思います」と笑顔で語りました。

家族達に見送られ大海原へと向かった沖水の生徒達。来年1月には今回よりも長い40日の遠洋航海が待ち構えていて、海の男になる厳しい道のりはまだ始まったばかりといえそうです。