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65年前の9月、沖縄市の前身となる「コザ市」が成立します。旧越来村、嘉間良を中心に越来・室川、安慶田の3部落にわたる広大な収容所はアメリカ軍によって「キャンプ・コザ」と呼ばれていました。

「コザ」の由来は諸説ありますが1974年に編纂された「コザ市史」には「嘉間良を中心とした収容地区を、アメリカ軍はビッグコザと呼び美里の古謝部落をスモールコザと呼んでいた」とコザの語源に触れています。

65年前の9月15日、「地方行政緊急措置要綱」により沖縄本島にはキャンプコザをはじめ各収容所を中心に12の市が成立しました。そのひとつが胡差市です。

当時は漢字で書かれていた胡差市ですが、その翌月には住民がもとの居住地への帰還を許されたことで住民が激減。12月には市制度も廃止されもとの越来村へと戻ったのでした。カタカナのコザ市が生まれたのはその11年後のことです。