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沖縄戦が終り島中がまだ混乱に包まれていた頃、沖縄本島に巨大な台風が近づいていました。日本を縦断した台風の経路図。1945年9月13日頃に発生した台風16号。のちに枕崎台風の名で昭和三大台風の一つに上げられる猛烈な台風です。

当時、沖縄の気象台は戦争により観測を中断していたため、十分な気圧や風速のデータは残っていません。しかし、当時沖縄本島の南東海上にいたアメリカの病院船リポーズ号は台風中心の最低気圧として856ヘクトパスカルを記録したとされています。

この枕崎台風、沖縄を通過した後本土を縦断宮崎県では最大瞬間風速75・5メートルを記録。原爆投下後の広島などを直撃し、死者行方不明者合わせて3700人以上を出すなど全国各地に甚大な被害をもたらすことになります。