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犯罪のない安全・安心なまちを目指そうと、まちづくりの観点から防犯を考える講習会が、30日那覇市で開かれました。これは、犯罪のない安全で安心して暮らせる沖縄県を目指そうと2004年から、県が取り組んでいる「ちゅらさん運動」の一環で開かれたものです。

会場には、県や市町村の教育関係者、施設管理担当者や土木事業者、防犯ボランティアなど100人以上が集まりました。

この中で子どもの防犯対策について研究している琉球大学の小野尋子助教授は、子どもたち自身が、学校や家の近所などで、犯罪が起こりやすい危険な場所を地図にまとめる「地域安全マップ」を紹介。子ども自身が犯罪から身を守るための能力を高める効果がある一方、子どもが考える危険な場所と実際に犯罪が起こる場所にはズレがあり、子どもの力だけでは限界があることを指摘。犯罪から子どもたちを守るためには、地域の大人のフォローが不可欠だと話していました。