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夏の甲子園で健闘する興南高校への応援を含め、朝からの表情です。那覇空港からは応援ツアーが出発しました。

このツアーは1泊2日の日程で、那覇と関西空港間を結ぶ臨時チャーター便を運航。午前6時台の2つの臨時便には、合せておよそ400人以上の申し込みがあり、ほぼ満席の状態でした。

空港には週末ということもあり、親子で参加する家族の姿が多く見られました。

ツアー参加者は「今までの練習を出していけば勝てると思います」「こんなにいっぱい(応援が)いるから大丈夫です。負けないです」「(応援に行けて)嬉しい」「興南優勝目指して頑張るぞ」とさっそく熱い声援を送っていました。

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沖縄が沸きました!ついに悲願の夏の甲子園の頂点まであとひとつ!興南高校は20日の準決勝戦、逆転劇で報徳学園を下し、決勝へと進出しました。

19年ぶり3度目の決勝をかけた戦いに立ちはだかったのは地元兵庫の報徳学園。アルプスは4万6000人の大観衆で満員。

興南は初回に1点を許すと、続く2回には、暑さと疲労のためか、いつもの調子に乗れないエース島袋が満塁のピンチを背負います。この回、エース島袋はいっきょに4点を失い、0対5。試合の主導権は報徳学園、その差は5点。

しかし9番・大城滉二の当たりは三塁のミスを誘い、チャンスを広げます。そして打席には慶田城開!1点を返すと、チャンスに畳み掛ける興南野球は続くバッター我如古。5回に3点を返した興南はここから反撃に転じます。

試合の途中、国道は車も少なく、市場の一角ではテレビを持ち出し仕事そっちのけの観戦です。

そして7回、再び我如古のタイムリーでついに5対5の同点に!

市場で応援していた人は「もう嬉しいです、もう絶対逆転です!18日みたいに10点入ります!逆転で絶対」と大声援。

そしてここまで不振の4番・真栄平大輝、主砲のあたりは右中間を抜く逆転タイムリー!5点差をひっくり返し、沖縄中が歓声に包まれます!

最後は炎天下で投げ抜いたエース島袋が12個目の三振を奪ってゲームセット。沖縄水産以来、19年ぶりの決勝戦へ進出です。

スーパーで観戦していた男性は「展開としては心臓に悪いすけど勝って良かったっす」と話し、興南高校で応援していた高齢の男性は「本当に嬉しいです。こんな勝ち方。興奮しまして、本当によかったと思います。21日は必ず優勝させましょう!」と話していました。