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65年前、日本への無条件降伏を求めた「ポツダム宣言」を拒否したこの日、沖縄では沖縄守備隊の作戦参謀・八原高級参謀の尋問が始まりました。

知念村屋比久の収容所で7月15日、身分がばれ、逮捕された「八原高級参謀」。彼は難民として生き延び、本土へと脱出しようとしていたのです。

アメリカ軍のCIC「対諜報機関」の特別尋問センターは、65年前の今日7月27日に八原高級参謀へ「沖縄作戦」についての基礎尋問を始めます。

【アメリカ軍上陸の際に、なぜ日本軍は、アメリカ軍艦船に攻撃しなかったのか?】

八原「長将軍は大本営の会議に出席し、アメリカ軍上陸の際には米艦船に攻撃するな、と命令を受けた。大本営は神風特攻隊と海上挺身隊が、アメリカ海軍に大損害を与えるのだと主張し・・・」

沖縄守備軍の作戦の内容や戦況、攻撃を受けた時の状況など、この日の尋問のほかに、アメリカ軍は8月6日に13ページに及ぶ尋問調書を作成。

この時点でも八原高級参謀は、日本本土への脱出の機会を伺っていたのでした。

しかし「ポツダム宣言」の拒否で、日本は広島、長崎という人類が体験したことのない悲劇へ向かい始めたのです。