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参議院選挙には4人が立候補していて、自民党公認で現職の島尻さんに、社民・社大推薦の山城さん、共産党推薦の伊集さん、幸福実現党公認の金城さんの新人3人が挑む構図です。

きのうからシリーズでお伝えしている2010参院選。2回目のきょうは統一候補の擁立を目指したものの失敗に終わり、分裂選挙に突入している県政野党と、崖っぷちに追い詰められた自民の戦いに焦点を当てます。岸本記者です。

今週火曜日に開かれた公開討論会。

山城候補「伊集さんにお伺いしたいと思います。基地の県内移設、そして県外・国外への要求に県民が今、総結集していると認識している。是非、その立場に立って大同団結することは不可能なのか?」

公示日の2日前、山城さんが立候補の辞退を求めてきたことに伊集さんは怒りをあらわにします。

伊集候補「(私達は)早々にたくさんの方に門戸を開いて取り組んできた。あとから1か月,2か月も遅れてこういうような話をされるのは心外です」

社民と共産が分裂したのは先月。

社民党・新里委員長「沖縄で何とか3党の統一候補を作れないものかどうか」

社大党・大城一馬副委員長「私ども、社大党も喜納昌春(社大党)委員長が出馬を断念したということを受け、一緒に話し合って、超党体制ができないかどうか」

共産党・前田政明県議「私達としては逆に、今幅広い支持を広げている伊集さんが最高の候補者ですから、是非、みなさんの中で検討して頂いて」

共産党は伊集さんを統一候補にしようと逆提案。

社民党・新里委員長「もうこれ以上話をしてもしょうがないと感じました。我々も皆さんに幅広い共闘を求めて、勝つために統一候補をと言ってきた訳ですから」

共闘を断念した県政野党に対し、去年8月の総選挙で4つの選挙すべてで民主党が公認、または推薦する候補に敗れた自民党は、唯一の自民党国会議員となった島尻さんの運動を早々とスタート。

島尻候補「街頭演説は、(自民党)県連のものは年明けからではないでしょうか」

党を挙げ、まさに背水の陣の戦いです。

島尻候補「この沖縄において、保守・中道の議席はもう一つしかないんです。たった一つしか残っておりません!これを私は何としても守っていかなくてはいけない!死守をするんだと!」

3年前、補欠選挙で当選した島尻さんは、当時、普天間の辺野古移設を容認していましたが、今回は民主党がまとめた日米合意には強く反対しています。

島尻候補「自民党案として13年,14年かけてやってきた訳です。それこそ地元の人達と薄紙をはがすように。あれ(自民党の辺野古案が)が提示されて合意された時の状況にはもう全くない訳です。つまりもう辺野古は無理だと」

この島尻さんの主張に、他の候補はー

山城候補「私はにわかに選挙に勝つために選挙公約を変えるような政党を信じることはできない。あえていうまでもなかろうと思います。自民党の候補者に基地の県内移設反対を言う資格はないと思います」

伊集候補「基地建設反対・辺野古反対ということであれば、自民党と袂を分かつべきではないか。それもやらないで、ここでいろいろいっているのはこれは信用できない」

島尻候補「社民党?共産党?国民新党?誰が出来るんですか?自民党・島尻安伊子、私にやらせてください!」

激しさを増す候補者同士の論戦。そして政党間の駆け引き。有権者は、候補者の本音や政策の実行力をしっかりと見極めて投票する必要がありそうです。

確かに、候補者の発言には、政党としての公約と候補者本人の考え方の2つが混ざっていますし、それが今回の選挙の「分かりにくさ」につながっていることは否定できません。有権者は、そうした状況であっても誰が沖縄代表としてふさわしいのか見抜く目を養っていかなくてはならない。

来週月曜日は、各陣営の選挙戦略についてお伝えします。