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住民を巻き込んだ南部での戦いが悲惨さを増しながら激しくなる中、本土決戦に備え整備計画が日本本土で決定します。

6月16日、糸満市に与座岳がアメリカ軍によって攻略。追い詰められる日本軍と住民達はさらに南へと追いやられていきます。沖縄が地獄絵図となっているこの日、本土では、海軍が臨時戦備会議を開き本土決戦に備え、各種航空機を3,500機そろえる整備計画を決定。

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また、この日付けの本土の新聞には『本土決戦、一億の肩に懸る 我に大陸作戦の利』として『本土決戦を成功させるためには、戦場に協力すべき一億国民の必死必勝の覚悟にかかっている』という記事が載りました。

沖縄の実態を知らない本土の国民はこの言葉のふるいたったのでしょうか。しかし、地獄の真っ只中にいた沖縄の人々もまた、つい数ヶ月前までは、同じような記事を信じていました。