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アメリカ軍は那覇市の首里で猛攻撃を加え、迎え撃つ沖縄守備軍を力で圧倒します。

「愉快です!敵艦に体当たり!」65年前のきょうの新聞には日本兵が乗りこむ神風特攻機を女子挺身隊が整備する写真が掲載され、本土決戦に向けて国民が一丸となるよう機運を高めようとしていたことが伺えます。

しかし、沖縄の最前線ではアメリカ軍が守備軍の本拠地である首里を包囲。物量ともに劣る日本軍は前線からのほぼ直線的な後退を余儀なくされます。

アメリカ兵に囲まれ、記録用のカメラに手を振るよう命令される男性。民間人や兵士は捕虜として長い列をなして収容所へと向かいました。

収容所に無造作に積み上げられたキャベツ。アメリカ軍から配給された芋を足で洗う女性。収容所での捕虜としての生活は自由も制限され、同じ日本人が捕虜を監視するという異様な環境でしたが、捕虜となった県民の表情にはたくましさと強さが溢れていました。