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沖縄に向けて飛び立つ特攻隊の基地では、65年前のきょうも空には鯉のぼりが泳いでいました。

高々と上げられた鯉のぼりを笑顔で見上げる特攻隊員ら。65年前のきょうの新聞です。しかし、戦況は激しさを増していました。

「一進一退の血戦」敵は本島東海岸、中央高地帯、西海岸の3方面から再び猛烈な攻勢を開始、一進一退の死闘を展開し南部の戦況は再び活発となった。

南下するアメリカ軍は、那覇・首里への砲撃を開始。こうしたなか5月4日に始まった第32軍の大隊規模の総攻撃は続いていました。首里石嶺の陣地では2百人規模の日本兵がアメリカ軍の前線に切り込みをかけましたが、その勢力は次第に衰えていきました。闘いは、首里を中心とした陣地の争奪戦に移っていきます。