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1945年の沖縄戦当時、伊江島には旧日本軍が造成した飛行場がありこれを奪おうと上陸したアメリカ軍との間で激しい戦いがありました。65年前の4月21日はアメリカ軍に伊江島が占領された日です。

伊江島では村主催の平和祈願祭が行われました。祈願祭は伊江島での戦闘が終結した21日に毎年行われていてことしは遺族や関係者らおよそ200人が参列して戦没者の御霊を慰めました。

沖縄戦当時、伊江島ではアメリカ軍と日本軍の激しい戦いがあり、1945年4月17日の上陸から5日間の戦闘で住民1500人を含む、4000人余りが亡くなりました。

大城勝正村長は「戦後生まれの私たちは大戦の記憶を決して風化させることなく、子子孫孫に伝えていく」と、恒久平和を誓いました。

その後、遺族や関係者は焼香や花を手向けて犠牲者の冥福を祈っていました。参列者は「母親がどうしても行きたいということで」「うちのじいちゃんが(沖縄戦で亡くなって)、去年ばあちゃんが亡くなって、なんか一緒になれたかなってその報告です」と、それぞれの思いを語っていました。

戦後65年の節目を迎え村内の戦争体験者も年々減少し、体験が風化しつつある中悲惨な戦争の実相をどのようにに語り継ぎ、受け継いでいくのかが課題となります。