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沖縄を代表するジャスピアニスト・屋良文雄さんが8日午前、前立腺がんで亡くなりました。70歳でした。

屋良文雄さんは1940年、那覇市に生まれました。ピアノとの出会いは少年時代に近所に住んでいた後の行政主席・松岡政保さんの自宅で弾かせてもらったとき。琉球大学在学中にプロのプレーヤーとしてアメリカ軍基地内のクラブで演奏を始めます。39歳で那覇市にジャズバーを持ち、国内外でコンサートやイベントに参加するなど、沖縄を代表するジャズピアニストとして活躍してきました。

その後、前立腺ガンを患い、一昨年は大きな手術を受けたものの、3カ月の入院生活のあと、元気な姿を見せていました。

親しい人に「まだピアノに弾かされている。いつか弾けるようになりたい」と話していたという屋良さんですが、8日午前10時5分、入院先の病院で亡くなりました。告別式は10日午後2時から那覇市で行われます。