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きょうは、3月の全国大会に出場する沖尚男子柔道部その練習に密着です。

1月に行われたQAB紫雲旗争奪高校柔道選手権。男子沖尚は、決勝の那覇西を相手に4人を残して優勝、圧倒的な力を見せました。

その沖尚柔道部の強さの秘密は練習量にあります。ほとんどが柔道部の寮で生活をしている部員たちは、朝6時からの朝練にはじまり、放課後の練習。そして夕食を済ますと、午後9時からウェイトトレーニングが始まります。

1日の練習時間はおよそ7時間です。

キャプテンの伊芸雄大くん。中学から沖尚の寮に入り、この柔道漬けの毎日を5年間続けてきました。

伊芸くん「(Q:柔道のことを考えないときはありますか?)考えない時間ですか…。いやでも浮かんできます」

中学時代は81キロ級だった伊芸くんですが、体重制限のない団体戦を意識し20キロ増量、団体戦の主力メンバーに成長しました。

伊芸くん「試合で勝ったときの喜びとか仲間が勝ったときの喜び、つらい練習に耐えて結果を残せることが一番うれしいと思います」

新垣監督「一番長い時間この道場にいて、一番良く鍛えられている。(キャプテンは)彼しかいなかったです」

県内では無敵の沖尚ですが、全国で通用する絶対的なポイントゲッターはいないと語る新垣監督。それを補うのは1人1人の精神力。

新垣監督「いけって」

新垣監督は常に部員を鼓舞し、時には自ら選手と組み合ってその気合を引き出していきます。

新垣監督「一日一日どう逃げずにこの練習を積み重ねていけるか。そこらへんだと思います。本人一人ひとり気持ちが高ぶってきてます」

伊芸くん「団体戦では開催地でもあるので必ずベスト4以上に入りたい。こういう年に生まれたっていう事はがんばらないといけないし、たぶん何かの運命とかそういうものなので、しっかりがんばって悔いのない夏にしたいです」

沖尚の強さは練習量の中で鍛えられた精神力。選手全員がねばり強く負けない柔道、絶対にあきらめない柔道で、全国上位を目指します。