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空襲が激しくなる中、八重山の高等女学校の生徒たちに看護術教育が実施されました。

日本軍はアメリカ軍の進攻を阻止するため、旅団を置いた石垣島で徹底抗戦の作戦に出ました。しかし、空襲は日増しに激化。このため、八重山旅団司令部は、八重山高等女学校の生徒たちを看護に従事させるための措置をとります。

看護指導をしたのは陸軍病院の軍医ら。3月に入ると空襲を避けながら墓地や松林の中で行われました。

女生徒たちはその後、野戦病院や陸軍、海軍の病院に配属され、空襲の犠牲者やマラリア患者の看護に従事しました。

当時、生徒たちが、飲み水や看護術に利用した井戸。当時の松林は住宅街となり井戸だけが残っています。