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動物に人間の言葉は通じないですが、なんだか心が通じ合っているなあと感じる時があります。怒っていたり、甘えている、すねているとわかります。名護市では、見てる人の心を温かくさせてくれるオオサイチョウが話題になっています。

オオサイチョウは東南アジアのジャングルに生息する大型の鳥で、ワシントン条約で絶滅危惧種とされています。ネオパークオキナワでは開園時から飼育していて、中でもオスは25年以上の老齢個体で白内障を患っています。

そんなオスと2年前に夫婦となったメス、長い口ばしを上手に使って目の不自由なオスに餌を運ぶ姿がみられています。

ネオパークオキナワ動物課の玉城常智さんは「メスからオスへのプレゼント行動が多く見られます。やっぱりオスが目が見えていない分、メスの方がどうぞってあげて介護している感じもあるのか」と話しています。

オオサイチョウは求愛や産卵中にオスがメスに熱心に餌を運ぶという習性があるということですが、心温まる光景に飼育員も目を細めています。そういう習性があるとはいえ、やっぱり仲睦まじく見えます。