※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

九州ナンバーワンの実力、糸満高校ウエイトリフティング部です。

先月行われた九州選抜大会。糸満高校は62キロ級で優勝した神谷勇斗、そして69キロ級優勝の野原友樹の活躍を筆頭に、合わせて5人が3位以内に入賞。団体戦でも見事優勝を勝ち取りました。

九州No1の実力を誇る糸満高校ですが、部員のほとんどが渡慶次監督に誘われて高校生からウエイトリフティングを始めました。

『Q中学時代は何をやっていたんですか?』
「(宮里)テニスをやっていました(野原)野球です(神谷)テニスをやってました(山城)バドミントンやってました」

野原くん「(渡慶次監督に)しつこく何度もつかまって」

神谷くん「部室の前とおったら、急に呼ばれて(声かけられたときの監督の印象は?)ちょっと怖いなって」

渡慶次先生「入学したらほとんどの生徒に声かけるんじゃないですかね」

こう語る渡慶次監督ですが、体重と体格を検証し、軽量級から重量級まで幅広い選手層を確保。そして一人一人の育成に成功したことが九州No1という結果を導きだした要因の一つです。

そして…。

野原くん「努力すればするほど重い重量(をあげること)ができるのでそれが楽しいです」

ひたむきに練習を行う選手達。選手達が重量挙げの魅力にはまっていったことも好成績につながっています。

しかし目標はあくまで全国。渡慶次監督、まだ足りないものがあると言います。

渡慶次先生「練習させたら一生懸命やるということがあって、こちらとしては非常にやりやすい。でもその分、次はどうしていこうかとそうしたことが少し欠けている」

求めているのは与えられたものをやるだけではなく、自ら次は何が必要なのかを考える力。

神谷くんは、練習中も気付いたことを日誌に書き取って自分の課題について思考錯誤を繰り返しています。

神谷くん「常に自分の目標を持って、その日にいつもと違う感じがしたら前を振返って、このときはこうだったんだって感じて」

一方の野原くんも自分の課題、体幹のトレーニングに余念がありません。

全国制覇に向け、練習に対する取り組みもさらに密度の濃いものになりつつあります。

野原くん「美ら島総体では練習がんばって、スナッチ、ジャーク、トータル1位をめざします」

神谷くん「(誘ってくれた渡慶次監督に)とても感謝してます。地元なのでみんなの前で優勝した姿を見せたいです」

「美ら島総体、俺達より強いやつでてこいや、オー!」