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2009年10月、大規模な白化現象がみられた名護市大浦湾のアオサンゴ群集が、順調に回復していることがわかりました。

世界的にも類を見ない規模で、天然記念物の申請も出されている大浦湾のアオサンゴ群。2009年10月、その45.7%が白化していることが判明し、心配されていました。

日本自然保護協会や地元の市民団体が継続調査した結果、11月には半分以上が回復し、2010年2月になってアオサンゴはほぼ元通りになったことがわかりました。

短期間で回復したことについては、冬になって高水温が緩和されたことに加え、大浦湾が高い自然回復力を持つ豊かな海であることを示すものと分析しています。

5カ月間調査してきた西平伸さんは「今回のことでアオサンゴは結構強いということがわかったけれども、本島内でこれだけの群集は見たことがないので、ぜひ天然記念物の申請を通してほしいと思う」と話していました。

天然記念物の陳情については、開会中の県議会2月定例会で審議される予定です。