2009年12月24日 18時45分

激動 沖縄 2009 基地問題

2月。アメリカの政権交代後、まもなく締結されたグアム移転協定。クリントン国務長官「この同意は、太平洋地域における米軍近代化の狙いを反映したものだ」中曽根弘文外務大臣(当時)「在日米軍再編に関して抑止力を維持しつつ、日米の工程表に基づいて、着実に実施していくことで一致した」この協定では、沖縄の海兵隊司令部のグアム移転費のうちおよそ6割を日本が負担すること。そして、辺野古への基地建設と本島中南部の基地返還を一つのパッケージとして推進することに合意。

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しかし9月に日本が政権交代。鳩山総理「私たちはまさに勝って兜の緒を締めよ。喜んでいる場合ではない」新政権は、社民党からの強いプレッシャーを受けながら、普天間基地の県外・国外への移設を模索。閣内や官僚からは、いったん決まった日米合意を白紙に戻すことに、消極的な意見が相次ぎましたが、鳩山総理は、最後は自ら決断しました。

鳩山総理「辺野古以外の地域で移設先を模索する」年内の結論を諦めた総理。ちょうど一ヶ月後に市長選を控えている名護市。現職の島袋市長は、辺野古への移設計画を基本合意した受け入れ容認派ですがー

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島袋市長「県外がベストで、名護市としては基地を誘致したことはない」政権交代を受け、政府が県外移設の方針を示せば、後押しする姿勢を表明。また、市長選に出馬を表明した稲嶺進さんも辺野古移設には、断固反対の立場です。

稲嶺進さん「名護市大浦湾に新しい基地はいらない」

荻堂会長「基地移設問題は過去3回の選挙で決着はついている」「これ以上、ごめんだというのが我々の本心なんですよ」島袋市長の後援会長を長年務める荻堂会長は、基地の移設問題をもう争点にはしたくないと語ります。荻堂会長「国外とか県外とかなれば、またまた時間が十数年かかっちゃう」「私は早めに名護市にお願いしたいということを申し上げるべきだと思います」

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また、基地建設を推進する団体の代表は、音声のみという条件で本音を打ち明けました。代替施設推進協議会 宮城安秀会長「地域に財源もないし、どうしても基地に頼らざるを得ない点もあるんじゃないかなと」「基地産業においての将来的な経済効果も期待されるところもあるし」「現在、国どうしだけで地元を無視したような協議をしているがそれはちょっとおかしいんじゃないかと」

一方、共産党の推薦を受け、一度は立候補を表明したものの、分裂選挙を避けるために出馬を辞退した比嘉靖さんは今の市政をこう批判します。

比嘉靖さん「比嘉鉄也元市長 岸本建男前市長、そして島袋市長が名護市を疲弊させている」

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加熱する論戦。普天間基地を抱える宜野湾市の伊波市長はこう語ります。宜野湾市 伊波市長「これまで13年間、なぜこの問題が解決されないのか、一番大きな問題は県民が反対している県内移設を強行していくということ。それが一番の大きな国難をもたらしてきた。」

鳩山総理は先週、コペンハーゲンで、改めて、この問題への決意を語っています。鳩山総理「沖縄県民の期待が高まっている状況ですから」「日米合意が重いことは理解しているが、逆に(辺野古移設を)強行すると結果がどうなるか、私は大変危険を感じている」  来年は民主党の真価が問われる一年になりそうです。

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