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40年前、日本とアメリカが沖縄返還の交渉中に交わした沖縄への核の持ち込みに関する密約文書を、当時の佐藤栄作総理大臣の遺族が保管していたことが分かりました。

これは佐藤元総理の二男の佐藤信二・元運輸大臣が明らかにしたものです。文書は1987年に自宅で見つかり、その後、遺族が保管していました。

二男の信二さんによりますと、文書は1969年11月の日米首脳会談で極秘で交わされた「合意議事録」で、日本の有事の際にアメリカが沖縄に核兵器を持ち込むことに日本が同意する密約が記され、議事録の最後には、佐藤元総理と当時のニクソン大統領の直筆のサインがあるということです。

今回、文書の存在が確認されたことで、この問題を調べている外務省の有識者委員会の調査結果に大きな影響を与えそうです。