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きょうは、空手形の部で高校生とは思えない気迫で頂点を狙う選手です。

上村拓也選手「形をやる時は、帯を締めた時点で気持ちを切り替えて、自分の世界に入る」

興南高校2年、上村拓也。9月の県選手権、続く10月の県新人大会でも優勝を飾り、来年の美ら島総体に向け、他の追随を許さない。

身長163センチと小さい上村だが、ひとたび形に入れば、周囲の空気を一変させる。

上間健監督「彼が形をうつと(身長が)大きく感じるんです。それは何かというというと“気迫”」

安里利祥選手「形に入るともう目つきというか、顔つきが一変します。普通の本当に高校生です。どこにでもいるような。でも空手となるとやっぱり違うみたいです」

誰もが絶賛する上村の気迫。その気迫をまとうまでには、これまでの鍛錬と上村のこだわりがあった。

上村拓也選手「今目の前にいる審判や見えた人に向かって、今の自分の気持ちをぶつけてやっている感じです。本当にこの突きをくらったら相手が死ぬだろうなって周りの人が思うくらい、迫力のある基本の突き蹴りをしっかりやっていきたいと思います」

上村は今、豊見城あずさなど、一流選手を育て上げた劉衛流の佐久本嗣男先生の門下生として、技に一層の磨きをかけている。

世界の佐久本も絶賛する上村の気迫。

形は、採点競技という独特の難しさがある。上村にとって、抜きん出る気迫は、採点を大きく押し上げる武器になるのだ。

上村拓也選手「(Q:形の魅力は?)やっぱり・・・満点がつけられないところだと思います。上には上もいるし、自分はまだまだなので、もっとこれから上を目指して頑張りたいです」

深化を続ける上村の飽くなき修練は続く・・・。