2009年10月16日 18時45分

学校Walker 表現力を高めて広がる可能性

昨日から新聞週間が始まりました。活字離れが進む中、新聞の投稿面を通して子供たちの表現力や感性を育てている小学校を紹介します。

870人が通う名護市立大宮小学校です。校内に入るとまず目に入るのがこちらの看板。子供一人ひとりの思考力 判断力 表現力を高めるための授業の工夫。教師に与えられた大きなテーマです。

校長「とても元気があるし、素直な子が多いし一番特徴なのは、非常に表現力が豊かだなって感じますね。」

6年4組の担任を勤める親川真奈美先生。表現力を高める方法の一つである作文を子供たちにもっと好きになってもらおうと3年前からある仕掛けをしているのです。

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親川先生「最初は、作文書くよーって言ったらえーいやだー 何書いていいか分からん 書けーんとかいうんですけど この新聞投稿を始めるとすっと書いてくれるんですよ。嫌だって言う子がいなくなりますね。」

クラス全員の子供たちの作文を集め新聞社の読者意見を掲載する欄や子供向け新聞などに投稿しています。その数は、週におよそ40通です。新聞社から送られた図書券は、子供たちの興味を引くため贈呈式を開いたり採用された記事は、教室に張り出し、さらに書く意欲を高めています。

男子「(作文書くことは)普通だったけど今は、作文投稿とか出来て少し楽しみが増えた。」女子「又載っている すごーいってよく褒められる」

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採用されたことがきっかけで書くことの楽しさを感じ始めた子供たち。親川先生が受け持った去年のクラスでは、投稿欄だけでなく1年間でクラス全員の作文が採用されたことが記事になり話題になりました。このような投稿がきっかけで思わぬ展開となったのは、名護市の環境衛生課の担当者を招いてのごみの有料化についての特別授業です。

ごみの有料化を新聞で知った児童の一人が疑問を持って投稿したことで実現しました。

先生「ごみの有料化は、納得した、これだったらお金をはらってもいい、ただお金を払うだけじゃなくて地球のためにごみを減らすために、名護市が有料化にしたんだから自分たちもごみを減らそうとクラスのごみをどうしたらいいかって学級会を開きました」

表現力を高めようという試みが子供たちに身近な事にも目をむけさせ社会や地球環境についても考えさせる相乗効果を生みました。

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親川先生の去年の教え子で作文が苦手だったという金城いっせい君。今では、に書くことが大好きになり今詩を書くことに夢中です。

金城君「作文書いていたから書きたくなって書きました。」

これまでに7つの詩を完成させそのうちの一つ「命の宝」という詩には、最近曲をつけました。

歌を歌っている金城くん「僕らの命は動き出そうとしているよだからそれをすぐにうごかさないでー 命の宝〜」 

美咲さん(お姉ちゃん)「びっくりしましたね。自分でも考えきれないこと考えていたから、始めなんか道徳の本から写したのかなって思って家族みんなで探したんですよ、本を」

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家族を驚かしたいっせいくん。この歌には、強いメッセージが込められていました。

金城君「作文書き始めて新聞よむようになって次は、ニュースを見ていたらニュース見ていたら 自殺する人が出てきてこれ作った。命の大切さ見たいなことを伝えたい。」

可能性を広げるのは、教科書だけに頼らない先生のユニークな発想にもありそうです。

図書券というご褒美ももらえてさらに、いろいろな人から褒められるそうするとニュースにも興味をもって又書きたくなる。子供たちの可能性を広げていますね〜

この投稿は、沖縄タイムスと琉球新報2紙に投稿していて今年のクラスも半数以上が(38人中28人)すでに採用されているということです。

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