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普天間基地の移設問題について政府は2日に4人の関係閣僚による非公式の会合を開き、政府内でずれのある意見の調整を図りました。

会合に出席したのは、平野官房長官と岡田外務大臣、北沢防衛大臣、それに前原沖縄担当大臣で、普天間に関する閣僚会合は鳩山内閣発足後、初めてです。

普天間基地の移設方法については、これまで鳩山総理大臣と岡田外務大臣は県外・国外が基本としていますが、北沢防衛大臣は県外移設は困難との姿勢を示しています。

会合終了後、北沢防衛大臣は「ゲーツ国防長官も来日するが」との記者の質問に「(20日の訪日まで)時間がないので、頻繁に情報交換しようと思う」と述べました。

一方、平野官房長官は会見で、会合は非公式と強調した上で「(これまでの日米協議が)どういう経緯の中で進められてきたのかをしっかりこれから確認しないといけないという意味での意見交換をした」と述べました。

また官房長官は、政府と地元による移設協議会を廃止する考えはないと話し、今後も地元の声に耳を傾けながら、年内を目途に移設方針を決めたいと述べました。