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いよいよ大会まで1年をきった「美ら島沖縄総体」の注目選手を紹介していきます。1回目のきょうは、陸上女子やり投げ本格的に競技をはじめてまだ半年足らず。急成長を見せるこの選手です。

陸上女子やり投げの選手、先日の世界陸上では野球少年だった選手がやり投げで銅メダルを獲得しましたが、彼女も中学まではソフトボールの選手でした。

那覇西高校1年の島袋優美さん。1年生ながら、先日行われた近畿まほろば総体では堂々のやり投げを披露し、決勝に進出10位に入る健闘を見せました。

実は島袋さん、このときは陸上を本格的に始めてわずか4ヶ月。中学まではソフトボールの選手で全日本ジュニアの代表に選ばれるほどの実力の持ち主でした。

島袋さん「自分でもまさかこの短期間で40m台に突入できたことはとてもびっくりしてます」

島袋さんの強さはソフトボールで鍛えた肩の強さ、そしてもう一つを知念監督はこのように語ります。

知念監督「目を離しても努力をする。1年生で一人で練習をこなせるというのはほとんどありませんので、そういった面でも彼女の素質だと思います」

来年にかける闘志は、練習日誌にも現れています。

入学当時から毎日つける日誌には、練習中に気付いた反省点などが細かく記されていて、美ら島沖縄総体までの日数がカウントされています。

島袋さん「最初は意識とかなかったんですけど、インターハイに初めていって、この沖縄で開催されることはどれだけ大きいかってことを感じた。しっかり実力を発揮して、2年生で全国制覇できるようにがんばります」

「全国制覇」 来年に向けての目標を力強く書いてくれた島袋さん。その目線の先には無限の可能性が広がっています。