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政権選択が最大の焦点の衆議院議員選挙、投票は終わったばかりですが、4つ全ての小選挙区に当選が出ました。

沖縄1区は国民新党前職の下地幹郎さん、沖縄2区は社民前職の照屋寛徳さん、沖縄3区は民主新人の玉城デニーさん、沖縄4区は瑞慶覧長敏さんに当選が出ました。選挙の取材を続けてきました金城記者に聞きます。金城さん、4選挙区すべてで早々と当選が決まりました。

金城「はい。開票作業はこれからですが、QABではこれまでの情勢取材と、期日前投票での出口調査、そしてきょう実施した出口調査の結果を総合的にみて、下地幹郎さん、照屋寛徳さん、玉城デニーさん、瑞慶覧長敏さんの当選が揺るぎないものと判断し、当選を出しました。」

開票作業はまだ始まったばかりですが、4つすべての選挙区で当選が出ました。これはそれぞれの票差もある程度離れているということでしょうか。

金城「そういうことですね。QABでは、これまでの情勢取材、期日前投票場での出口調査、そしてきょうの出口調査と取材を重ねていまして、これらを総合的にみて判断しました。票差も4選挙区ともにそれぞれの当選者が2位の方に水をあけていました。」

はい。沖縄4つの小選挙区、当選したのは下地幹郎さん、照屋寛徳さん、玉城デニーさん、瑞慶覧長敏さんです。前職2人、新人2人の当選となりました。金城さん、今回の選挙結果、総じて見るとどのようなことが言えますか。

金城「前回4年前の小泉旋風で自民党と公明党が圧勝し、数の力を背景に法案が次々と通っていきました。今回は民主党が圧勝して、議決権ベースの320議席を占めるとなると、自民党と同じ政権運営もしかねず、それは決して国   民が望んだことではないと思います。民主党は、他の野党と協力もした上で圧勝を収めたわけですから、1党独裁ではなく他の野党の意見も取り入れながら、新しい政治を進める必要があるのではないでしょうか?」

宮城:お伝えしていますように、沖縄選挙区でも自民が大敗を喫し、圧倒的な民主の追い風が如実に表れる選挙結果となりました。「この生活不安を何とか変えて欲しい」という期待が今回、大きな風を呼び起こしました。しかし風が吹き荒れた分、新しい政権には国民の厳しい目が注がれます。また一票を投じた国民にも、厳しくチェックしていく責任があります。」

今回当選された皆さんには、国政の場でしっかりと県民の声を届け、沖縄の抱える問題の解決に全力を尽くしていって欲しいと思います。

この衆議院選挙についてあすは4区で初当選を果たした民主党新人の瑞慶覧長敏さんをスタジオにお迎えして今後国政に臨む意欲などを聞きます。

最後はこの選挙結果を受けた県民の皆さんの声を聞いていただきながらお別れです。