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12日、糸満市と宮古島市が、国から次世代エネルギーの推進都市として認定され、今後、太陽光発電などを強力に進めることになりました。「次世代エネルギーパーク」とは、地球環境にやさしい新エネルギーを普及させるため政府が2006年から取り組んでいる事業で、全国の市町村からモデル都市を選定し、様々な事業を推進しています。

今年度は、県内から糸満市と宮古島市が申請し、2つの市がともに承認されました。市役所の屋上に2500枚の太陽光パネルを設置している糸満市は、市内全域をエネルギーパークと位置付け、市で完結した循環型社会の構築を目指します。

認定を受けて糸満市の上原裕常市長は取材に対し、「糸満市には焼却施設もあるので、熱を使用した形の循環型施設なども検討していく必要があると思う」と話していました。

また宮古島市は、島を4つのエリアに分けて、省エネ住宅やバイオエタノールの製造方法などを周遊しながら学べるルートを作る計画です。宮古島市の下地敏彦市長は取材に対し、「宮古島市のシステムが世界に発信されれば、自然エネルギーの発祥の地となるということで頑張っている」と話していました。

宮古島市は11月にリサイクルショップなどを集めた「環境学習の場」もオープンさせる予定で、意識の向上のほか地域振興にも期待が持たれます。