※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

沖縄を訪れているアメリカのグレグソン国防次官補が15日、日本の政権が代わっても辺野古への基地建設計画を変更したり再交渉をする考えが無いことを強調しました。

グレグソン国防次官補は、沖縄に駐留するアメリカ軍トップの四軍調整官や太平洋軍の司令官を歴任し、今回は普天間基地移設計画の進捗状況を確認するため沖縄を訪れました。

グレグソン国防次官補は15日の記者会見で、「きょう移設予定地を訪れたが、建設工事が順調に進んでいるという印象を受けた。」と述べ、計画は順調に進んでいて、計画通り2014年に完了するという見解を示しました。

そして、8月に行われる衆議院選挙について触れ、「仮に民主党政権が誕生したとしても、日本政府には、安全保障のために、アメリカ政府と同様に、新基地建設計画に関する責務を果たしてほしい」と述べ、民主党が政権を取ったとしても、移設計画を変更する考えが無いことを強調しました。

この後グレグソン国防次官補は県庁を訪れて仲井真知事と面談。仲井真知事は嘉手納基地に飛来する外来機によって騒音が増えている現状を指摘しましたが、グレグソン国防次官補は「日本を守るために外来機のパイロットも沖縄周辺の環境に慣れないといけない」と述べ、嘉手納基地で訓練する必要性を強調しました。