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「飲酒運転で事故を起こすと家族みんなの人生も壊してしまう」

浦添市で13日に開かれた講演会で、飲酒運転で人身事故を起こした男性とその妻が呼びかけました。

豊見城市に住む大田元章さんは飲酒運転で交通事故を起こし、被害者は太ももの骨を折るなどの大けがを負いました。飲酒運転の根絶を目的に13日に開かれた講演会で、大田さんは「一瞬、人を殺してしまったのかとショックで頭は真っ白だった。その日から地獄のような生活が始まった」と述べました。そして、事故の後、アルコール依存症と診断されたショックからさらに飲酒の量が増え、家族が崩壊寸前に追い込まれた体験を語りました。

大田さんを支え続けた妻の房子さんも、加害者の家族の立場からアルコールの怖さを訴えました。房子さんは「主人を責めたい気持ちと、被害者に対して申し訳ない気持ちでいっぱいだった。銀行からお金を借りられなければ、消費者金融からお金を借りてでもやっていこうという気持ちにまで追い詰められた」などと体験を語り「飲酒運転は決してしてはいけない」と呼びかけていました。