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琉球漆器の技法のひとつ、「沈金」の第一人者金城唯喜さんの作品を集めた展示会が1日那覇市で開かれています。

この展示会は金城さんが沈金に携わって70年という節目を記念して開かれました。会場には、漆塗りの面に一本づつ線を掘り、金箔や銀箔を貼るという繊細な沈金技術をほどこした多くの作品がならび、訪れた人々はその美しさに見入っていました。

仕上がりまでに一か月を要したという大きな食籠や、牡丹と唐草が優雅な東道盆などは思わずため息の出るような美しさで琉球王朝時代に貝摺奉行所に所属していた祖父から現代まで脈々と受け継がれた沈金技術の素晴らしさを堪能できます。

展示会は7月5日まで開かれています。