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東村高江区に隣接するアメリカ軍基地内でのヘリパッド建設をめぐり、住民が通行妨害をしているとして、沖縄防衛局が通行妨害禁止の仮処分を求めている問題で、双方の意見を聞く「審尋」が24日、那覇地裁で開かれました。

4回目となる24日の審尋で防衛局側は、住民たちが座り込んでいる場所は国に所有権があり、座り込みは通行を妨害する違法なものだとあらためて主張しました。一方、住民側は、国の仮処分申請は住民の抗議行動を恫喝するものだと批判し、表現の自由に対する脅威でもあると主張。さらに、ヘリパッドの建設自体、県の環境アセス条例の対象であるにも関わらず、アセスを行なわずに工事をする防衛局の行為は条例違反だと訴えました。

また審尋終了後、住民側の弁護団は、裁判所から「互いに具体的なルールづくりができないか」と、和解の打診があったことを明らかにし、双方とも「検討する」と答えたということです。