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アメリカ軍基地の騒音被害のため、基地周辺から移転したのは2008年度までに北谷町で206世帯、嘉手納町で49世帯に上ることがわかりました。これは基地の航空機騒音で生活環境に著しい障害がある、うるささ指数90以上に指定された地域を対象に、防衛省が1978年から始めた移転措置事業の実績でわかりました。

それによりますと、騒音被害の著しい北谷町砂辺を中心に、2008年度までに地域の外へ移転したのは206世帯、嘉手納町で49世帯となっています。沖縄防衛局は買い取った土地は航空機騒音の緩衝地帯として木を植えていますが、一部は自治体の要望でゲートボール場や街灯設置などに提供されています。

航空機騒音は年々増加していて、地域住民らは移転が続くと地域の存続に影響が出ると懸念しています。