※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
めざせ甲子園!2 チームの武器は「絆」〜本部高校〜

チームメイトがほとんど馴染みで、地元・本部町の悲願でもある「甲子園出場」にむけて熱いキャプテンとメンバーたちが練習を続けています。

本部高校は全校生徒243人と1学年3クラスと小規模の高校ですが、体育系のクラブ活動が盛んです。とくにここ数年のゴルフ部の活躍は有名で、県内はもちろん、全国の舞台でも活躍する選手を揃え、「ダイキンオーキッド」に出場した女子選手もいます。

野球部は学校設立と同時期に創部。ことしで42年を迎えます。秋・春の大会ともにベスト8。あと一歩のところで上位を逃していましたが、春の大会後の北部地区大会では宜野座高校を破り優勝。調子は上がってきています。

大城衛監督「まず守備でしっかり盛り上げていく。失点を少なくして、いかに粘っこく1点1点を取っていくかという野球が、この子たちの持ち味ではないかと思います」

大城監督のチーム評価は、守りのチームというだけあって、投手力と守備力は自信の評価「4」。しかし打撃に若干の不安があるということで「3」と渋い評価をしています。

めざせ甲子園!2 チームの武器は「絆」〜本部高校〜

注目はやはり投手陣。1年生からエースナンバーを背負ってきた饒平名巧選手。春の県大会では、強豪・沖縄尚学打線をを4安打1失点に抑える好投を見せました。饒平名投手の最大の特徴は、独特のサイドスローから繰り出すボール。制球力は抜群!コースを丁寧につき、シンカーやスライダーなどをその名の如く、巧に操ります。

饒平名投手「低目を意識していたら低くなりました。夏の大会も打たせて取ることを意識して、0点で抑えられるようにしたいです」

また投手陣では、右のオーバーハンドで2年生の外間政之投手や3年生の嘉手刈拡瀬投手の2人のピッチャーも制球力が安定してきました。

チームの課題である打撃力アップのために、トスバッティングを黙々とこなし、シート打撃では1打席ごとに集中力を高めて臨みます。

そして本部高校野球部の最大の武器は「チームの絆」。

めざせ甲子園!2 チームの武器は「絆」〜本部高校〜

玉城好大主将「1年生から3年生まで幼馴染で、ほとんどが小学校から一緒。気の知れたメンバーでどんどん物事をぶつけあうこともできますし、他のチームと比べてもチームワークとか絆という部分では、どこのチームにも負けない自信はあります」

「絆」の柱になっているのは主将・玉城好大くん。2年生の時から2年連続でキャプテンを務めます。練習メニューの指示だけでなく、練習中は人一倍大きな声でチームのムードを盛り上げます。

玉城主将「基本に戻ってしっかりと。今日一日、また沖縄の頂点を目指す、そして取れるような練習を全員でやっていきましょう」

大城監督「とても気迫全面でファイトマン。野球もよく知っていますので、キャプテンとして最適な生徒だと思っています。夏の大会が最後ですので、思いっきり暴れてほしいと期待しています」

幼いころから仲間達と夢みたてきた「甲子園」をめざして。

玉城主将「本当に本部町の夢でもあるので、この夢をしっかり自分たちが、先輩たちが積み上げてきた歴史とともに、自分たちが新たな歴史を刻んで、自分たちの代で甲子園にいきたいという強い気持ちがある」

「甲子園!いちゅんど!!」

めざせ甲子園!2 チームの武器は「絆」〜本部高校〜

あすは、浦添高校です。