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感染拡大を食い止めようと県でも対策の強化です。16日に国内でも発生が確認された新型インフルエンザに対し、県は18日、健康危機管理対策委員会をひらき対応を協議しました。

委員会では海外渡航歴がなくてもA型インフルエンザの発症者に対して新型かどうか可能な限り精密検査を行うことを新たに決め、これにより万が一、新型と判明した場合にも、他との接触を避けるなどの早めの事前措置がとれるとしています。その上で委員会では「県も対応を強化していて、もし発生しても弱毒性であることなど、正しい知識をもって対処してほしい」としています。

健康危機管理対策委員会の宮里委員長は「今回のインフルエンザはタミフルなどの薬も効きます。パニックにならないで、冷静な対応をすれば大丈夫ですので、ぜひご協力をお願いしたい」と呼びかけています。

ところで、関空や神戸などからの直行便も行き来する石垣空港では18日、到着客用に消毒剤をロビーへの通路に設置したり、発熱を訴える乗客が一時待機する部屋も設け、感染防止対策を開始しました。

17日までに県内では新型インフルエンザの発生は報告されていません。しかし、もし発生しても県が呼びかけているように冷静な対応が必要です。手洗いとうがいなどの予防策を取り、発熱などの症状で心配な人は直接病院を訪れずまず、保健所などに電話をして相談してください。