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続いては先週土曜日に行われたトランポリン選手権です。空中にふわりと浮いて軽やかに宙返りなどを繰り広げるトランポリンですが、県内では二人の姉弟がその頂点を争っていました。

小学生から中学生までの、合わせて29人が出場した「第2回・県トランポリン競技選手権大会」この大会で一番の注目は、男女二人の姉弟でした。中学1年の姉、又吉幹奈さんは、去年の九州大会の小学生高学年の部で優勝したばかりか、一般の大人の選手も出場したオープンの部でも優勝を飾るなど、二冠に輝いた女の子。

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幹奈さん「ひねり系統が得意です。」「トランポリンでオリンピック目指してみたいなと思っています」

一方、幹奈さんの弟で、小学3年生の健斗くんも去年の九州大会、小学校低学年の部で、2連覇を飾るなど、大活躍の兄弟。そして二人は良きライバルでもあります。ところで、トランポリンは体操などと同じ採点競技。競技者は一度の演技で、10回のジャンプをし演技の美しさや、高さ、そして技の難度が審査されます。

まず登場したのは、小学生男子の部、又吉健斗くん。父でありコーチの健一さんは健斗くんの跳躍力や、センスの良さを高く評価していて、他の選手を圧倒する演技で優勝します。一方、姉の幹奈さんもやや緊張があったというものの、九州ナンバーワンの実力を見せつけます。

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つま先まで神経を研ぎ澄ませ、難度の高いひねりを入れることで決勝でも2位に5ポイント近い差をつけて中学生の部の優勝を飾りました。兄弟対決となったこの後のオープン戦では、互いに持ち味を出します。結果は幹奈さんに軍配があがりました。

又吉健斗くん「悔しいんですけど、お姉ちゃんが頑張ってくれたので良かったと思います」

又吉幹奈さん「私も負けないように精一杯頑張りました」

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又吉幹奈さんは、トランポリンだけでなく、先日の県の体操競技でも優勝するなど、才能は幅広く開花していて、今後の成長が楽しみな姉弟です。