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中学生が熱戦を展開した春季空手道大会。体格が小さくても、それを凌駕する技の輝きがありました。県内38校の中学校から、150人余りの選手が出場し形と組手の部門で技を競った「県中学校春季空手道競技大会」成長の違いで、体格差も目立つ中学時代にあって、昨日の試合は、小さな体格の選手が活躍しました。

65人がエントリーした男子個人形のトーナメントではシードされた4人の選手が下馬評どうり勝ち上がりました。準決勝第1試合、先に形を演じたのは赤の帯、名護中の稲嶺良。優勝候補の筆頭に名前も挙がる程の実力者でしたが、やや技に、精細を欠きました・・・。

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3年生の稲嶺に挑んだのは、2年生で身長145センチと勝ち上がった4人の中で一番小柄な青の帯、沖縄東中の加納勇希。小さな選手ながら、技の切れが良く、さらに小気良いテンポで、風を切ります。

決勝戦、加納の前に立ちはだかったのは、青の帯、美東中3年の伊芸祐亮(ゆうすけ)スーパーリンペイで挑みました。対する赤の帯、加納は、準決勝と同じ形、チャタンヤラクーサクーで勝負をかけます。

去年は135センチしかなかった身長も、1年で10センチも伸びました。成長の証は、技にも現れます。果たして勝負の行方は・・・ 小よく大を制す、3対2で勝った加納くん!何と去年に続き、大会2連覇達成です。

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一方女子個人形の部決勝でも身長151センチと小柄な沖縄東中3年の喜屋武奈月が、164センチの屋部中3年で、ライバルの玉城千裕(ちひろ)を破り大会初優勝を飾りました。

それぞれの体格を活かした技が見られるのも空手の魅力です。体格差も何のその、小さな選手達も頑張っていました。