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9日から始まった県立高校の一般入試。宮古島では家族みんなで受験に勝とうと、今年も賑やかにお弁当を広げる様子がみられました。

やや緊張した面持ちで教室に入る受験生たち、午前10時一斉に試験が始まりました。と、ここまではどこでも同じ光景ですが、お昼には学校が急に賑やかになります。あちこちで大きな重箱を手にした受験生の家族が現れ、学校の敷地内には一面にブルーシート。毎年恒例、宮古島の「入試・大お弁当会」です。

中でも、ひときわ目を引いたお弁当はおり一杯にカツを敷き詰めたもの。保護者は「みんなで食べて縁起をカツいで合格前祝い」と話し、受験生も「ちょーおいしいです」「(午後は)嫌いな科目ですが、これを食べて頑張れると思います」「(お母さんの手作りで)おいしい。午後からは死ぬ気で解きます」と元気付けられた様子でした。

お弁当の一番人気はやはり「トンカツ」。愛情一杯のお弁当で活力をつけた受験生は、笑顔で午後からの試験に向かいました。宮古高校の受験生は272人、このうち理数科は定員56人に対し87人が志願1.55倍とやや高い倍率になっています。