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国頭村で県が進めている林道建設の事業費について、県議会で過半数を占める野党6会派は、2月定例会に提出されている予算案から削除するよう県に求めることで一致しました。

県は国頭村に新たに5つの林道の建設を計画し、3年前から着手していますが、予定地の環境調査を実施した結果、ヤンバルクイナなど129の希少動物が確認されました。しかし県は工事の続行を決め、2009年度の予算案におよそ2億円の事業費を盛り込んでいました。

これに対し県議会野党6会派は24日に代表者会議を開き「自然環境への負担が大きい」などとして、建設にかかる予算の削除を求める方向で一致しました。

会議終了後に会見を開いた6会派代表者会議の新里米吉座長は「これ以上林道をつくっていいのか。林道を造ることは沖縄の貴重なやんばるの森に大きな負荷を与えることになる」と述べました。

今後は予算特別委員会で審議されますが、県議会では野党が多数を占めていることから、事業費が削除される可能性が高くなっています。