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那覇地裁が県などに埋め立てのための公金差し止めを命じた沖縄市の泡瀬干潟で、15日から本格的な埋め立て作業が始まりました。

この事業は、中城湾港新港地区の浚渫土砂を利用し、泡瀬干潟を埋め立てて、リゾート開発などを進める計画です。

工事は15日朝から始まり、新港地区の浚渫船が港内の土砂を取り、台船に土砂を積み上げています。

港の前では事業を推進している市民と、反対している市民団体がそれぞれ集会を開き、騒然としました。

推進側は「この不況の中、事業は起爆剤となる」と訴え、一方、泡瀬干潟を守る連絡会は「経済的合理性がないと判断した裁判所の判決を無視して貴重な自然を破壊することは許されない」と工事の中止を訴えました。

午後からは埋め立て現場に土砂が投入されることになっています。