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金武町伊芸区の穏やかな日常に飛び込んだ一発の銃弾。アメリカ軍は沖縄防衛局の中止要請を無視してきょうも伊芸区のすぐ傍で実弾射撃訓練を強行しました。岸本記者です。

岸本記者「こちらが銃弾が発見された現場です。このあたり一帯は、きょうもアメリカ軍の実弾射撃の物々しい演習の音に包まれました」

伊芸区の住宅の駐車場に停まっていた車のナンバープレートに穴が開き、中から銃弾が発見。沖縄防衛局の真部局長はきのう、安全性が確保されるまで訓練を控えるようアメリカ軍に要請しました。しかしー。

伊芸区・池原政文区長「米軍というのはあれだけの事件が起こっても本当に無神経だなと。怯えますよねやっぱり」

伊芸区民「学生達も帰る時とか、子供達も危ないですから」「やっぱりちょっと怖いですよね。弾の音も聞こえたりするので。大砲の時とか建物が揺れるくらいすごく大きな音が鳴る時があるので」

伊芸区では事件現場の周辺およそ80世帯に、流れ弾への注意を呼びかける文章を配布。また、きょう現場を視察した国会議員らは、射撃訓練の音を実際に聞きながらアメリカ軍の対応を強く批判しました。

照屋寛徳衆議院議員「これはひどい。全然反省してないよね」

新川秀清前県議「(演習場を)作る時には、安全は確保されるといっておいてこの状況でしょ」

県警は、アメリカ軍に対して見つかった銃弾と同じ種類の弾をどの部隊が使っているのか情報提供を求めていますが、まだ回答はなく、事件当日の10日にどの演習場で射撃訓練を行っていたのかというQABの質問にも答えていません。

説明責任を果たさずに訓練を継続するアメリカ軍の姿勢に地元では反発が強まっていて、あすはキャンプハンセン前で抗議集会も開かれます。