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音楽による街づくりを目指す沖縄市で、その中核となるコザミュージックタウンにゲームセンターが進出を予定している問題で、沖縄市議会は11日、進出断念を求める決議を可決しました。

コザミュージックタウンは2007年7月、胡屋十字路にオープンしましたが、店舗の出店がなかなか進まず、今回、ゲームセンターが出店することになり、市民から戸惑いの声が上がっています。

こうした中、11日の沖縄市議会定例会でコザミュージックタウンへのゲームセンターの進出断念を求める決議が提案され、池原秀明議員が「音楽文化、産業の振興、中心市街地の活性化を図ることから逸脱するばかりか、青少年の健全育成にも悪影響を及ぼすことも懸念される」と提案理由を説明しました。

審議の結果、決議案は全会一致で可決され、建物を管理する組合に対し、ゲームセンター進出を断念するよう要請することを決めました。

これを受けて管理組合は取材に対し「音楽広場という賑わいの場が、市や教育委員会の反対によって争いの場になることを残念に思う」とコメントしています。

この決議を受けて沖縄市民は「ミュージックタウンと名前がついているからには、その方向でもう少し努力する方がいいんじゃないか」「市議会の議決も理解できる」などと話していました。

ゲームセンターはすでに2009年1月中旬のオープンを予定していますが、11日午後6時からは市の教育委員会やPTA、自治会などがコザミュージックタウンで、ゲームセンター進出に反対する集会を開いています。