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大規模な土砂崩れで崩壊し、全面通行止めが続いていた中城村の県道35号で、2年半ぶりに通行止めが解除されました。

中城村で行われた通行止めの解除式。中城村と宜野湾市を結ぶ県道35号は、およそ3キロの区間が全面通行止となっていました。長雨のため、2006年6月10日に発生した中城村北上原の大規模な土砂崩れでは崖下の安里地区を含め、79世帯275人に避難指示、避難勧告が出される県内でも記録的な大災害となりました。

実に900日余りにわたって続いた全面通行止めは、北上原地区の仲村和雄自治会長の解除宣言で4日午前に解除されました。仲村自治会長は「もう感激。役場が下にあるため、ずいぶん遠回りしていた」と話していました。

災害直後、今にも崩壊しそうだった崖も、今は大規模に補強工事が施され、村民が安心して通れるまでになりました。

幹線道路が2年半の歳月を経て復旧したことは、土砂災害からの復興がほぼ完了したことを意味しています。様変わりした光景は、改めて災害に対する備えについて考えさせるものとなりました。