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沖縄戦で亡くなった家族が遺族に無断で靖国神社に合祀され、精神的苦痛を受けたとして、遺族ら5人の原告が合祀の取り下げなどを求め、靖国神社と国を訴えている裁判です。原告側は2日、無断合祀の違法性を主張する書類を提出しました。

法廷では「合祀に遺族の承諾が必要かどうかは宗教上の教義の問題で、訴訟に適さない」とする靖国神社の主張に原告が反論しました。

原告は「合祀につながる書類などから氏名を抹消するのに、教義の妥当性の判断は必要ない」と訴えたほか、度重なる合祀取り下げの求めに応じないことは、原告の信教の自由や人格権を侵害し違法であると主張しました。次回は来年3月10日に開かれる予定です。