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迷走する台風13号、沖縄本島地方はきょう未明にこの台風の強風域に入りました。

沖縄気象台によりますと、本島地方がこの台風の強風域を抜けるのが中南部であすの未明、本島北部ではあすの朝の見込みです。

けさからの本島の様子、中村記者です。

中村記者「那覇空港です。台風の影響で心配された空の便ですが、離島便の一部に欠航が出っているものの、ほぼ通常通り運航されています」

那覇空港では、那覇と粟国を結ぶ6便と那覇と奄美を結ぶ2便、さらに那覇と与論を結ぶ2便の合わせて10便が欠航しました。東京や大阪などの本土便は通常通り運航されたため、大きな混乱はありませんでした。

ただこの台風は強い雨を降らせるのが特徴。北部の沿岸などでは、急激に雨が降ったために海に赤土が流れ出していました。国頭地区では今後も断続的に強い雨が予想されていて、あすの未明にかけて土砂災害の恐れがあり気象台は警戒を呼びかけています。

中村記者「台風による大雨が予想されており、このような葉野菜などの農作物への影響も心配されます」

また、本島でも影響が出始めているのが、高波のため、船が出られないことによる漁業です。

中村記者「こちらは那覇市内の魚市場です。台風の影響で今日は通常の半分しか入荷されていませんが、在庫もあるということで、品薄感はありません」

『少ないです。白身の魚とかマチとかも台風が入ってきたから少なくなってしまう』『県産魚がないというのはちょっと沖縄の魚屋としてきびしいですけど」

迷走する台風13号、丸一週間出航できない離島便もあります。物資の不足が深刻な状況となっている島もありますが、あすまでは船の出航を見合わせる離島便があり、影響が心配されます。