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ハンドボールの日本リーグが先週土曜日に開幕しました。今季日本リーグには、新規参入のコラソンを含め、10チームがいます。今シーズン、初参戦する琉球コラソンは、昨シーズン8位のトヨタ自動車と対戦。現在のチームの実力を測る上では申し分のない相手だったのですが…。

先週土曜日、ハンドボール王国・浦添市で日本リーグの初陣に挑んだ琉球コラソン!

地元開催となった歴史に残る開幕ゲームだけに、絶対に負けられない強い思いがコラソンメンバー7人、コラソン“セブン”を突き動かします。

赤のユニフォーム・コラソンは、序盤から持ち味である攻撃的なハンドボールを展開します。

8番の岡田健選手、21番の高田匠選手、そのほか、20番・GM兼プレーヤーの田場裕也選手が華麗なプレーで、昨シーズン8位のトヨタ自動車からリードを奪い、ゲームの流れを作ります。

しかし、対する青のユニフォーム・トヨタ自動車もリーグの先輩の意地をみせ、落ち着いたプレーと堅い守りでコラソンに大きなリードを許しません。

追いつ追われつの緊迫した試合展開に、集まった約1200人の地元ハンドボールファンも固唾を呑んでゲームの行方を見守ります。

攻撃的な守備を信条とするコラソンは、初陣でゾーンディフェンスやゾーンからのマンツーマン、ハーフコートのマンツーマンなど多彩なディフェンスを活かし、トヨタの攻撃を防ぎ、持ち味の速攻へとつなげますが、トヨタのGKに何度も阻まれます。

それでも、コラソンは前半を3点リードで折り返します。

しかし、後半に入ると、チームの課題である体力、フィジカル面での弱さがじわじわと出てきます。

相手にプレッシャーをかけたいディフェンスでしたが、ノーマークでのシュートを許してしまうなど、一時は4点差をつけたリードも、徐々につめられていきます。

さらにゲームも残り10分足らずになると、選手の中に足がつり出す選手が続出。

その上、集中力が欠けたプレーも飛び出してしまい、ついに同点に追いつかれます。

この後も試合の流れを取り戻せなかった琉球コラソン。内容は負け試合でなかっただけに、悔しい悔しい初陣となりました。

惜しくも敗れはしましたが、試合後の悔しさむき出しのチームの姿は、きっと次の戦いにつながることを予感させました。