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去年8月、那覇空港で中華航空機が炎上した事故で、国土交通省は主翼内部のボルトを支える部品が取り付けられていなかったことを明らかにしました。中華航空機事故は、右の主翼の部品を止めるボルトが脱落し、そのボルトが燃料タンクに穴を開け、漏れた燃料に引火して炎上したものと見られています。

事故調査委員会が29日発表した事故の経過報告ではボルトとナットの間にあるはずの、6つの部品のうち3つが、間になかったことが判明。又、ボルトとナットをより強く締め付けるワッシャーという部品が、ボルトが落ちていたスペースとは別の所に落ちていた事もわかりました。

機体は、事故の45日前に台湾で分解して整備を行っていて、このときにワッシャーを付け忘れた可能性もあります。また報告書は、設計上、ワッシャーを付け忘れるとナットで締め付けた状態でもボルトが脱落してしまう可能性を指摘していて、整備ミスと設計の不具合が重なって起きた事故という見方が強まりました。