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10月のビーチサッカー全国大会の出場権をかけた県予選が先週行われ、今年も県内2強が激突しました。

県を制するものは全国を制すると言っても過言ではないビーチサッカー!昨日の熱いゲームをどうぞ!

ソーマプライア・河原塚毅監督兼選手「とにかく絶対に負けられないという気持ちは強いです」

ビーチサッカーチーム、ソーマプライアの河原塚毅監督兼選手は、今年の大会にかける思いを語った。

去年の全国大会、ソーマプライアは県予選でライバル、レキオスFCを破り、県代表として出場。しかし、決勝では九州地域代表として復活したレキオスに破れ、2年連続、レキオスにビーチの王座を奪われている。

3回目を迎える今年の全国大会。ここでレキオスFCが3連覇を果たせば、ゆるぎない王者として君臨するだけに、ライバル、ソーマは何としても阻止しなければならないのだ。

一方、王者・レキオスFCも今回の大会の特別な意義を知っている。初の監督兼任選手として出場した、若林邦広監督兼選手。

レキオスFC・若林邦広監督兼選手「(ソーマには県大会で)去年負けているので、この大会絶対に勝って全国につなげたいって思いが一番強いです」

大会ではソーマ、レキオスがともに、相手チームを寄せ付けない試合を展開。

3連覇に挑むレキオスの中心選手は背番号16・山内悠誠選手。2年連続ワールドカップ代表メンバーで、身長185センチの長身を活かしたプレーが持ち味だ。

レキオスFC・山内悠誠選手「最大の目標が3連覇なので、その通過点としてここは絶対落とせない。沖縄県代表として出て、なおかつ全国3連覇を目指したい」

一方、初の栄冠を狙うソーマの中心選手は、身長165センチながら、ゲームの流れを大きく左右する背番号6・上原朋也選手。動きにくい砂の上とは思えないほど俊敏なプレーを見せる上原選手も2年連続日本代表メンバーだ。

ピッチの外でソーマの試合を見つめるは、今年のワールドカップを最後に引退した吉井勝宏さん。現役時代のその気迫溢れるプレーは「ビーチの魂」として日本のビーチサッカー界を引っ張ってきた一人だ。

ソーマ・河原塚監督兼選手「ビーチサッカーの一つの財産を失った」

レキオスFC・山内選手「技術うんぬんよりも、日本人の一生懸命がんばって走り勝つという精神を教わりました」

ソーマ、レキオス。ともに主力メンバーが抜け、新しい布陣で挑んだ今年の大会。それでも互いに予選リーグを全勝し、ついに県代表の座をかけて両者が激突します。

試合は、ソーマが立ち上がりから上原選手と河原塚選手のコンビで流れを作ると、開始4分、河原塚選手のシュートで先制します。

するとその2分後、今度はソーマ4番の尾田選手がFKを豪快に決めて追加点を挙げます。

負けられないレキオスはその後、コーナーキックのチャンスに、キャプテン8番の田畑選手が決めて2-1。さらに16番・山内選手も執念を見せます!

レキオス、怒涛の追い上げで2対2の同点。前半をおりかえします。

後半に入ると、組織的なサッカーで試合を組み立てるソーマにゲームの流れが傾き始めます。

そして後半5分、4番・尾田選手のペナルティーキック!このボールをゴールキーパーがセーブするも、一瞬こぼれたボールに河原塚選手が食らいついて、待望の追加点!これが決勝点にもなったソーマが3対2で去年に続き県予選2連覇。県代表として、全国大会への出場が決まりました。

ソーマ・河原塚監督兼選手「全国大会で(過去2回)負けているので、なんとか取り戻したい。浮かれることなくやっていきたい」

レキオス・若林監督兼選手「最後に記録として残るのは全国とったチャンピオンのチームだけなので、それに向けてしっかり作っていきたいとおもいます」

県予選で負けたレキオスは来月の熊本で開かれる九州大会に出場し、全国大会への出場権を狙います。

そして10月には第3回の王者をかけた全国大会が宜野湾市で開催されます。