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1995年の地下鉄サリン事件で夫を亡くした高橋シズヱさんが29日、那覇市で講演し、犯罪被害者にとってどんな支援が必要なのかを訴えました。

「亡くなった家族と悲しいという感情で過ごす時間は全くなかった」と語る高橋シズヱさん、13年前の地下鉄サリン事件で営団地下鉄霞ヶ関駅の助役だった夫を亡くし、事件被害者の会の世話人として被害者救済法などの成立に取り組んできました。

事件に巻き込まれた当事者にも関わらず、無理解な対応などで感情や生活が乱された自らの経験を基に、「被害者には10人いれば10通りの被害の状況、身体的被害の状況があると知ってほしい」と語り、被害者をひと塊に捉えないでほしいと訴えました。

そして、被害者への無理解から起こる間違いも、社会がそれを繰り返さない努力をし、加害者の回復につながればと話していました。