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国頭村辺戸岬の南の海岸でビニール製のひもを飲み込んだとみられるアカウミガメが見つかりました。絶滅危惧種のアカウミガメは現在、産卵期のピークを迎えていて夜になると各地の浜で産卵する姿が見られます。しかし、産卵以外では上陸しないはずのウミガメが6月21日、イノーを這っている姿が目撃されました。

近づいてみるとお尻から青いビニールひもが出ていて、誤って飲み込んだものと見られています。発見した嘉陽宗幸さんは、「このヒモを何とかしたいと、浜に上がってきたのでは」とウミガメの専門家に相談しましたが、専門家は「腸など内臓にどう絡まっているかが分からないためひもを引き抜くのは危険と判断した」ということです。このアカウミガメは1時間ほどさまよった後、ビニールひもを引きずったまま海に帰って行きました。

嘉陽さんは「何もしてやれずかわいそうだった。海辺で遊ぶ時などには、ゴミの取り扱いに十分注意してほしい」と話していました。