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疎開船で犠牲になった人たちを追悼する慰霊祭が6月23日、那覇市で執り行われました。那覇市波の上の海鳴りの像の前で行われた戦時遭難船舶犠牲者の慰霊祭。遺族会の大城敬人代表は「二度と悲惨な戦争を起こさないため、犠牲者の死を無駄にせず、恒久平和を誓います」と犠牲者の冥福を祈りました。

参列者したお年寄りの女性は、「きょう拝まないと気がすまないからと言って、歩けない体を手をつながれてきて拝んだんです」と話し、別の参列した男性は、「兄が20歳のころ、湖南丸で亡くなっている」と話し、これからも平和でありますように願っています」語りました。

疎開船で航海中に犠牲になった県民は3427人に上ると言われています。遺族会は国に対し、遺族補償の実現を要請することにしています。